私服の制服化

抜き活を始めてどのくらい経っただろう?
一番エネルギーを使ったのは、クローゼットだと思います。
オシャレ大好き人間だったから。

この服にはこのバッグを合わせて・・・なんてやってた30代、40代
当時、世の中はバブルの時代で皆んなが浮かれてた。
まだまだ気力体力もあって 鏡の前で1人ファッションショーを
するのが楽しかった。

しかし50代、そろそろオシャレが面倒になってくる。
でも、まだまだ頑張れていた頃。
私だってこのくらい、まだ着れる(誰に対する見栄?)(笑)

60代、ん?去年着れていたのに今年はなんか変!
柄が似合わなくなる。色も限られてくる。
まさかのオシャレ迷子。

そして65過ぎたら・・・あー、しんど。
もうファッションショーなんかやってられない。
もはや似合っているのかどうかも分からず、夫に聞く始末。
(これはあくまでも私のことです。65を過ぎてもますます元気で
オシャレを楽しまれる方もたくさんいらっしゃるでしょう。
人それぞれです。)

そして抜き活をしていって残った服は、ほとんどが白系と黒。
結局、私はモノトーンが好きなのね、と今更思う。

以前は黒のトップスに黒のボトムスを合わせるのは抵抗が
ありました。女の子のお母さんなんだから、明るく綺麗な色を
着なきゃいけない、とか。黒ばかり着てると「未亡人」と
思われるのではないか、とか。人の目ばかり気にしていました。
でも、黒を着てると一番落ち着くし、自分らしい、と思えるのです。
そしてやっと「黒が好きなんだから黒でいいじゃないか」と
思えるようになりました。

「あなたに与えられた時間は限られている。
だから、他人の人生を生きて、それを無駄にしてはいけない」
これはスティーブ・ジョブスさんの言葉です。
「他人の人生を生きて」というのは「自分らしくない人生」と
いう意味だと思います。

これはもちろん、ファッションに限らず何事にも当てはまる言葉
ですが、何かをする時、何かを買う時、自分に問うようになりました。
それは私らしい行いか?これは私らしい選択か?
とかく情報やモノが多すぎる現代で、流されたり、踊らされたりせず
自分らしくある、というのはなかなか難しいことです。

IMG_9700.jpg

ところで、夏の終わりから秋にかけて大活躍しているのが、この
ワンピースです。

IMG_9705.jpg

目の詰まった厚地の綿なので、インナーやカーディガンで調節
すれば、冬もいけるのでは?と期待してます。
形がとても気に入っていてヘビロテで着ています。
色のカーディガンを合わせれば、こんな感じに。
IMG_9704.jpg

私服を制服化すると、本当に楽ですね。
朝、起きてその日の気温のことだけを考えて服を選びます。
ほぼ、数秒で終わります。

靴下は無印の黒のソックス(冬になったらハイソックス)
バッグはジャック・ゴムのシルバーのショルダー(仕事の時はA4の
書類が入るちょっと大きめのバッグ)
靴は黒のスニーカー(冬はドクターマーチンY’sコラボのブーツ)
もう全く迷う要素がありません。
その余った時間でゆっくりヨガができます。

時間、エネルギーの節約というのは、心の余裕と繋がるのですね。


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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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