桐箪笥の抜き活

少し前のことになるのですが、桐箪笥を抜き活しました。
IMG_9192.jpg

私はお茶も踊りも、和の事は何も習ってないのに、桐箪笥が
二竿もあり、姉たちから貰った帯や着物、母からのもの、
その他趣味で集めたもの等、気づけば結構な数の着物と帯が
あります。

そんなこと、考えもせずにいたのですが、コロナ禍になって
お友達と歌舞伎だ、文楽だという機会もめっきり減り、本当に
着ることが少なくなりました。それに以前のように、夫を
1人残して長時間出掛けられなくなりました。

娘たちの結婚式ももうないし、孫の七五三も皆んな終わって
しまったし、そうなるとちょっとそこまで着物で、という気分も
おこりません。

可哀想なのは着物や帯です。
ここ2年半は文字通り、箪笥の肥やし状態。
先日、姉と話したら「思い切って全部、処分した」と言うのを聞いて
(あの姉が!)私もその気になりました。

ともかく、まず二竿を一竿にしよう。
そう思い立って、着ないであろうと思われる帯、着物は
着物友達に貰ってもらうことにしました。
これがなかなか楽しい作業です。
「この帯はあの方に似合いそう」
写メを撮ってご本人に見てもらって、OKが出たら送る。
結構、時間のかかる作業ですが、これが私にとってはお別れの
儀式なんですねぇ。
何より新たな嫁ぎ先が決まって、また活躍してくれる事が嬉しい
です。

ただ、着物は 私は裄が長いので、お直ししなきゃならないから
かえってご迷惑になります。
そこがなかなか難しいところです。
最後はあのBのつく所行きかな〜。

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桐箪笥が無くなった後はこんな感じ。
絨毯に跡が付いてますが・・・




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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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