2019/11/17
絵本は子供だけのもの?
私は絵本が大好きです。いい大人が絵本なんて・・・という人がいたら「その人は
まだ青くさく大人になっていない証拠」と言ったのは
かの有名なC.S.ルイス。
孫たちのクリスマスプレゼントは絵本と決めているのですが
渡す前に何度も何度も読んで楽しむのはこの私です(笑)
もちろん、汚さないように気をつけて。
そろそろ今年も絵本を探し始める季節になりました。
何しろ孫は4人、男の子、女の子で選ぶものはもちろん違うし、
年齢によっても違います。
さらにハワイに住む孫たちには、わざと日本語の絵本を送ります。
これは娘の希望もあって日本語の勉強になるからです。
さて先日、早くもヒット作を見つけました。
ソフィー・ブラッコール作の「おーい、こちら燈台」という本です。
小さな島の灯台守のお話ですが、とても新鮮な感動を覚えました。
今の子たちは「灯台守」なんて知らないんじゃないかしら。
現代では灯台はみんなコンピューターが管理するので無人です。
でも昔は灯台に人が住んでいて毎日、日誌をつけて・・・晴れた日には
釣り糸を垂らして魚を釣ったり、嵐の日には座礁した船から命がけで人々を
助けたり・・・ 毎日がドラマチックです。
その様子が美しい絵と短い文章で綴られています。

もう一冊は、いもとようこ作の「まいにちがプレゼント」
こちらも可愛い絵と短い文章なのですが内容はとても深い。
哲学的ですらあります。
大人が読んでもんー、そうかぁ そうだよな〜と唸ってしまいます。

絵本作家って凄いですよね〜。
短い文章で簡潔に、物語を伝えているのですから。
子供がどこまで理解できるのかわかりませんが、きっと心には残ると
思います。
それでいい、絵本ってそういうものですもの。
行ったことのない場所、会ったことのない人たち、想像をはるかに超えた
世界。いろんな価値観、心が自由に飛び回れる空間、美しい色彩。
ゲームに夢中になる前に大人がもっと子供達に絵本を読み聞かせて
欲しいな〜と願う婆であります。
もう1つ、おまけの本は「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなに
なるまえの詩集」

題名はえらく長いのですが、これは子供から大人まで幅広い層に読んで
もらいたい本。
詩の楽しさが分かるし、「ぼく」を尋ねてくる少年との会話で詩を紹介しながら、
最後には「ぼく」と少年の関係性が分かるようになっていて、なかなか面白いです。
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