2019/06/25
人生の彩り
個展をすると色々な出会いがありますが、人との出会いばかりではありません。
こんな出会いもありました。

ラピスラズリのペンダントです。
どうも金属の鎖に抵抗を感じて、最近はペンダントというものをしていません
でした。
それが本当に何十年ぶりに出会ってしまったのが、このペンダント。
飾りというより、お守りのような感覚でした。
マクラメ編みで石を包んだデザインも好み。
これを作ったのは天然石アクセサリーのデザイナー 田中美穂さん。
彼女に製作の過程など伺うと「このネックレスはとても強い石や、揺るぎない
確信や決意、自分自身への信頼を感じるネックレスになりました」とのこと。
「自分自身への信頼」 なるほど、今私に一番必要なものかもしれません。
それをサポートするために、私の元に来てくれたのでしょうか。

紺のワンピースにラピスの青が重なって、あまりはっきり見えませんが
ペンダントを目立たせるより、同化させるのが今のマイブーム。
ラピスラズリはエジプトのピラミッドの埋葬品としても使われていたそうで、
その昔 この石の持つ深い深い碧が生と死の2つの次元を繋いでいたのかも
しれないと思うと、その神秘性と魔法チックな輝きにますます心を
奪われてしまいました。
あの日、ペンダントを持って会場に現れた美穂さんに感謝です。
それは偶然だったか、必然だったのか・・・私には宇宙の計らいとしか
思えない出会いでした。
人にしてもモノにしても こんな出会いが人生に彩りを添えてくれるので
しょうね。

(こちらの写真は美穂さんのサイトからお借りしました。)
石の個性を尊重し、石と静かに対話しながら作品を作る美穂さんの審美眼は
マニアックだけど確かなもの。
美穂さんの美しい石達をもっと見たい方はぜひ、こちらのサイトへ
田中美穂さんのサイト、surya
スポンサーサイト