2018/10/28
「女神の見えざる手」
たくさんの命が奪われる銃乱射事件が後を絶たないアメリカ。どうして銃規制が進まないのか? その核心に迫る作品です。

天才的な戦略を駆使して銃規制というアメリカの闇と真っ向から勝負する
ロビイストのスローン(ジェシカ・チャスティン)
勝つためにここまでやるのか?という疑問は残りつつも、彼女の信念の
強さには「恐れ入りました」という思いも湧いてくる。
観た人は賛否両論なのではないでしょうか?
男性優位の社会にあって媚びず甘えず、強靭な信念で仕事を遂行する彼女は
文句なしにカッコイイけど、心を許せる相手もなく、折れる心を高級なスーツや
ピンヒール、赤い口紅で武装する姿はちょっと切ない。
銃規制という大きなテーマはあるものの、見方を変えると女が男性社会で成功
するには、あまりにも多くを犠牲にしなければならないという現実をこの主人公を
通して目の当たりにした気がします。
それにしてもジェシカ・チャスティンの迫真の演技は素晴らしかった。
監督はジョン・マッデン(「恋におちたシェイクスピア」、「マリーゴールド・ホテルで
会いましょう」など)
現代は「Miss.SLOANE」
2017年作品
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