Never ret me go

時の人、カズオ・イシグロ原作の小説を2010年イギリスで映画にしたものです。
日本語題は「私を離さないで」

     私を話さないで


あまりにも衝撃的な内容で、簡単に感想など言えません。
重くて、深くて、美しい・・・魂にうったえてくる映画。

原作を読んでいないので、この作品が原作に忠実なのか?どうかは
分かりません。イギリス郊外の謎の施設の子供達、やがて
大人になってゆく3人の過酷な運命。
人間の尊厳っていったいなんだろう? その重いテーマを少し
癒してくれるのは、緑の森や水平線の見える海、打ち上げられた船。
いかにもイギリスっぽい灰色の空。

いつか原作も読んでみようか・・・と思いますが、今はまだいいと
いうのが正直なところ。
本当にこんな場所があるのではないか?と思わせるほどのリアルな
描き方ですが、実話ではないと知って少し安心しました。
表向きには・・・ですが。


「私を離さないで」 カズオ・イシグロ原作
監督:マーク・ロマネク  脚本:アレックス・ガーランド







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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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