占ってみる

タロットカードが出来上がってまいりました。
と言ってもこれは、会場でミケさんがタロット占いのデモンストレーション
をする時に使うもので、販売用ではありません。
版画工房アーティーさんが、デモ用に特別に制作してくれたものです。
そうです! アーカイバル版画で出来たカードです。
何と贅沢なことでしょう。
普通の印刷とは違うので、色も沈まず、絵達も活き活きと浮かび上がってきます。

京都タロット、カード

裏表紙はATOSの吉池さんがデザインしたもの。
弁柄色が効いてますねー。


早速、今回の個展について占ってみました。

三枚のカード

78枚のカード全部使ったのにも関わらず、ひいたのは全部 大アルカナカード
でした! これは奇跡的確立なのでは?

さて、これをミケさんのレゾネを元に解釈してみます。
一般的に左から過去、現在、未来を表します。

まず1番左は「イナリ」
イナリは父性的な厳然とした力で導き、陰陽のバランスを安定させる者。
強い信頼関係によって固められると、すべての基礎、基盤として揺るぎない
ことを教える。
つまりこの場合、基礎を固めてきた結果が今回、個展という形で結実した
という事でしょうか。

2番目は「トリイ」
11番のカードは、まさにオープンゲートです。
絵では稲穂を手に鳥居をくぐらんとする「私」が描かれています。
鳥居をくぐると様々に変化を遂げながら新しい世界を手に入れてゆく、その
始まりの時を告げているのです。
ドンピシャなカードで、ビックリですねぇ。

3番目は「ヤマト」
これが逆さまに出たのでちょっと不安になりました。というのも、他のタロットでは
逆さに出ると意味も逆になると解釈するものもあるからです。
が、ミケさんに聞くと「京都タロット」では、あくまでもポジティブ、プラス思考。
そこは日本人らしく、もっとファジーに受け止めます。
このカードは「自らの意志で荒波に打ち克つ」というものですが、逆さに出たことで
そこまでイケイケドンドンに捉えなくても良い。
今のままで、ただ波に乗ってゆけば良し。という解釈になりました。

いや〜、面白いですねぇ タロット。
一応、このカードにはこんな意味がある。というのは必要ですが、あくまでも
タロットカードは自分との対話。ひいたカードの中にその時に自分が何を見つけるか
(絵の中にはいろいろなシンボルが描かれているので)それを大切にして見てゆけば
良いのかもしれません。

私も逆さまになった「ヤマト」を見た時、剣や人物はあまり目にはいらず、丸い波
ばかりが目にはいりました。
今まで絵を逆さまに見たことがなかったので、これは新鮮な発見でした。


スターポエッツギャラリーさん、岩倉ミケさんも原画展のお知らせをしています。
ご興味のある方は、ぜひ覗いてみてください。
特にミケさんの「京タロB面」(社外秘)はタロット制作に関しての裏話などもあって
面白いですよ〜。


スターポエッツ・ギャラリー、サイト

岩倉ミケ「京都タロット宙のメサージュ」


*絵の著作は朋百香にございます。無断転写、掲載は固くお断りいたします。

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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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