My recommended movie

インド映画はちょっと苦手だった私がたまたま観たこの映画は
2時間14分(インド映画としては短い?)という長さにもかかわらず、
飽きることも中だるみもなく、一気に観てしまった素敵な映画でした。

「マダム イン ニューヨーク」 原題は 「ENGLISH BINGLISH」

英語が出来ず夫や娘からからかわれ、苦悩するインド人主婦が姪の
結婚式の為に訪れたニューヨークで一念発起して英語教室に通い
英語の習得と共に自尊心を取り戻してゆく物語。

監督はガウリ・シンデーという女性で、インドにおける女性の不当な
扱われ方に対する問題を提起しており、メッセージ性のある作品です。

少し前まで日本もそうでした。
女は家庭で子供を育て、家族の世話をすれば良い。
私の祖母が行きたのも、そんな時代でした。
日本は随分変わってきたけど アジアにはまだまだ女性の立場が弱い
国は多いんですね。



マダムインニューヨーク


彼女が通う英会話教室がいいんだな〜。
いろんなお国の人達がいて、英語が苦手という共通の悩みだけでは
なく、問題も抱えている。
苦労した人っていうのは、人の痛みがわかるんですよね。
だから優しくなれる。
あんな教室だったら、私も通いたい。(笑)
同じ教室のフランス人ローランとの ちょっとしたロマンス。
シャシに恋心を打ち明ける彼に(おー、やっぱフランス男だのー)
彼女は言います。「恋がほしいんじゃないの、尊重してほしいのよ」
うん、うん、分かる、分かるよ、その気持ち。
女性だったら誰もが共感するでしょう。

インド映画お約束のダンスシーンも姪の結婚式ということで、わざとらしくなく
女性監督ならではの細やかな視線、ニューヨークの街をサリー姿で歩くシャシの
美しいこと。見所満載です。
そして、ラスト! 私はテレビの前で大喝采でした。(これから観る人の為に
明かしませんけどね、フフフ)
女性だけでなく、男性も「現状から一歩踏み出す勇気」が貰える映画です。



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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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