お伽草子を見に・・・

室町時代から江戸時代初期にかけて作られた「お伽草子」
庶民を主役にしたユーモアあふれる物語や挿し絵は
それまでの貴族社会の恋愛ものとは違って、きどらない日常
でも ちょっと奇抜だったり、滑稽だったり、異形のものが
出て来たりとバラエティーにとんで面白い。

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この展覧会を見てきたのは、六本木のサントリー美術館
(11月4日(日)まで)

お伽草子といえば「一寸法師」「浦島太郎」など、よく知っている
お話もあれば、西洋の「白雪姫」のような継子いじめのお話も
あって興味深かった。やっぱり日本にもあったのねぇ。
昔も今も、西洋も東洋も、女の嫉妬はおお怖い。
印象に残るのは「つくも神」
年数がたてば どんな物にも魂が宿るという考え方は、とても
日本的だと思う。
古くなって捨てられた「物」たちが人間に復習する話だが、
ようは物を大切にしましょう、という教え。
使い捨て時代の現代にこそ子供達に伝えたいお話。
もっとも現代っ子は怖がるどころか、「面白〜い」とか
「見てみた〜い」とか言われてしまいそうだが・・・。



ご一緒したのは、きもの友Tさん。
この日のきものは、ざざんざ織りにイカットの三尺帯。
名古屋に仕立てず 端のフリンジを活かしてこの締め方。

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こういう締め方もあるのだぁ!と、新鮮な驚きだった。
着慣れているからサマになるのよね。


私はベージュの格子の紬に
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帯は昔々、京都の問屋さんで購入したもの。
こういう普段着にはぴったりの気楽な渦巻き柄の名古屋。
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サントリー美術館のある六本木ミッドタウンと言えば福光屋さんが
ある。(と、言ってもTさんに言われて名前知ったんだけどね・・・)
名前も気にせず、いつも寄っていた店。
と言うのも金沢の歴史ある酒造やさんだけに、ちょっと変わった
おつまみとか自然調味料などがあるからだ。


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今日のお土産は、金沢ラー油と牡蠣の佃煮。
(夫の晩酌用に)

何気ない小ちゃな買い物だが、たま〜に来た時のお楽しみ。





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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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