2012/09/30
秋のなせるわざ
9月も終わりに近い日、打ち合わせに永田町へ。約1ヶ月半ぶりにきものを着た。
ようやく きものを着る気になる気候になった。
午後から晴れるといったのに、霧のように細かい雨が
サーッと降ったり、日が射したり これも台風の影響
だろうか。
今年最後になるであろう白鷹織りの単に、ビターチョコを
思わせる焦げ茶の織りの帯。
一見、無地に見えるが 赤みのある縦糸が縞をつくる。
帯締めは紅檜皮色(べにひわだいろ)。


お仕事の後は久々の青山八木さんへ。
以前ブログにも書いた山梨の姉(漆のブローチの作家)が
作ってくれた帯留めに合う帯締めを買いに。
八木さんでは、道明の帯締めを扱っている。
時間はかかるが、好きな色、好きな組み方でオーダーも出来る。
帯留めが三角の幾何学模様なので、こんな帯に合わせたら
どうだろう?
帰ってからさっそく、帯を引っ張り出してみた。

サイトウジョウタロウ氏のモール帯。
丸三角の幾何学模様繋がりで。

そう言えば この帯、リバーシブルで使えます。と、
言われたような・・・?
と言う事は、こちら側はどのきものに合うかしら?
黒の大島なんてクールでカッコイイかも・・・。
ああ、何やってんだろう・・・。
お仕事いっぱい溜まってるのに、悪い癖が始まった。
これは逃避か・・・?
いえいえ、これは「秋」のなせるわざ。
やっと秋きものが着られる喜びに、お洒落心がサワサワと
浮き立つ季節になったということ。
そうだ、明日から10月、半衿を塩瀬に変えなくては・・・。
スポンサーサイト