2011/11/24
遥かシルクロードからの風を感じて・・・
私は「布フェチ」である。海外旅行に行って、必ず買ってくるのは その地の布だ。
それは、ストールだったり、端切れだったりいろいろ。
きものを着るようになり いつか外国布で帯を・・・というのが夢だった。
そんな夢を叶えてくれる展示会があった。
グァテマラの草木染め、カリマンタンの織り、ロチャンのろうけつ染め
アフリカの泥染め etc,etc・・・
世界中から集められた布で 仕立てられた帯達は どれも見ていて
飽きることはない。
日本の繊細な技術とは また違う、素朴さだったり力強さや
逞しさを感じる。
そんな中で 一目惚れしてしまったのが、ウズベキスタン アドラスの
ペイズリー文様。
それは不思議な柄で、初めて見るものだったが、どこか懐かしい感じ。
日本の大正時代の雰囲気をちょっと 漂わせながら、やっぱりエキゾチック。
無地のきものが多い私は、インパクトのある帯で変化をつけるのが好き。
元来の人と同じはイヤという性格が 刺激され「衝動買いはしない」
という決意は どうも店の外へ落としてきてしまったようだ。
昔からきもの1枚に帯3本と言ったものだが、この帯はその逆。
黒、紺、焦げ茶、グレー、ベージュ、どのきものにも合う。
柄の中にいろいろな色が入っているからだろう。
普段 気楽にしめられそう。
これは私の中で全く新しい帯の楽しみ方だ。
日本の伝統を受け継ぐ帯も もちろん素晴らしいが和の中にアジアンな風を
吹かせるのもまた楽しい。
遥かシルクロードの彼方よりやってきたテキスタイルが こうして帯として蘇る。
月の砂漠からラクダに揺られ、この布はどんな夢をみて日本に
たどり着いたのだろう・・・
あれあれ また妄想が始まったので この辺で締めくくろう。
好きなものが多いと言う事は 幸せなことだ。
それだけ たくさん人生を楽しめることだから・・・。
そして 女にとって買い物は やっぱり「明日への活力」だ。
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