シデナワーク・色と遊ぶ

今回が2回目となるシデナ・マリクラーク氏のクリエイターコース。
何にも囚われないシデナさんの自由な発想は いつも私達に
「新しい発見」をもたらしてくれる。
もちろん、人によって感じ方はいろいろなので、個性を大切にするのも
シデナ流。

今回のワークを一言で言うと「色と遊んで科学する」といったところか。
色画用紙を使ってレイアウトしたり、色の持つパワーを再認識したり。


110917_145206[1]
色の三原色から2色選び、中間色を一つ選んで
レイアウト。さらに黒を加えた。
色の分量でもイメージは大きく変わる。


実際に選んだ色で絵も描いた。
ただし、トーンを変えて。
一言に赤と言っても 明るい赤から紫かかった暗い赤までさまざま。
それで受ける印象は 全くかわるのだから「色」というものは、つくづく
奥が深い。
なるほど描き手の心的印象が、絵に反映される訳だ。
普段、なにげなくやっていることを こうして実験してみるのは、とても
興味深かった。


もうひとつ、面白かったのは 自分で「黒」を作り画面に塗る。
それを洗いにかけ、最後にポイントになる色を入れるというもの。

紙を実際に水道の蛇口の下で洗ったのは初めて。
これも新鮮な驚きだった。
洗いにかけるというのが 染色みたいで面白かった。
自分の思惑に関係なく 絵具は勝手に模様を作る。


110918_093014[1]
ブルーは乾く途中で入れたもの。ピンクは完全に乾いてから
垂らしたもの。



シデナさんはやり方を押しつけたりしない。
可能性を広げるヒントを 私達に教えてくれるのだ。

絵を描くのに決まりなんてないのだ。
額に皺を寄せて「痛みの分からんやつに 絵は描けない」なんて言っている
どこかの偉い先生に教えてあげたい。

もっと自由に、もっと楽しく、枠をどんどん取っ払ってゆく、それこそが
アートの醍醐味ではないのか。





シデナ・マリクラークのサイト



スポンサーサイト



プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

FC2カウンター

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR