ゆく夏に・・・

エノコログサとは「犬の子草」の意味で、その穂が子犬の尾に
似ているからだそうな。
いね科の植物で夏、茎の頂に緑色の円柱状の花をつける。
ネコジャラシと言えば知らぬ人は いないだろう。
雑草と言われる地味な草だが、意外に花器に活けると
サマになる。

ネコジャラシとは よく言ったもので、どんなにおすましの猫
でも 目の前にこれをチラつかせると 思わず跳びつく。
本能には勝てないらしい。

庭の隅にはびこってしまったエノコロクサも涼しくなってくると
だんだん茶色になって、枯れてゆく。

朝夕、涼しくなってきて もう赤とんぼも飛び始めた。
あんなに暑かった夏も去ろうとしている。
ゆく夏を愛しんで 備前焼の花器に活けてみた。
素朴な土の質感によく似合う。


110829_120124[1]
長平庵の食堂の窓際にて
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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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