お不動さんの日

久しぶりに深川のお不動さんに行った。
メンバーは、M子姉と上の娘と私。
28日はお不動さんの日、縁日も出ていて賑やかだ。
本当は昨年末に行って1年の垢を全部落としたかったのだが、
タイミングが合わずに断念。年の始めに来られて良かった。
でも旧暦でゆくと、2月が新年だから、今が年末になるのか?

以前にもブログに書いたが、お不動さんはクセになる。
(変な書き方でスミマセン)
あのド~ンという大太鼓の振動でパラパラと心や身体についた
イラナイものが落ちてゆく。
メラメラと燃える炎で、拘りや執着がとけてゆく。
ブォーっというホラ貝の音で、神聖な風が身体中を駆け巡る。
(あくまでも、これは私のイメージです)
お護摩を焚き終わると、身も心も軽くなり、「ありがたい」と
思える。単純明快。
信心とは、本来こういうものではないのか・・・と、思う。

4階には大日如来が、祀られている広間がある。
中島千波さんの天井画には、大きな如来様と蓮の花が描かれていて
ここはまた不動明王とは全く別のエネルギー。
静寂と慈悲にあふれている。
必ずここにも寄って、しばしの彼岸の世界に浸る。

お不動さんの帰りには、定例コースとなった永田町「黒澤」へ。
N子姉と合流。女4人での楽しい食事。
N子姉が、先日京都で買い付けてきた器の説明をしてくれた。

「黒澤」は、黒澤監督のダイナミックな絵コンテや高橋名人指南の蕎麦、
黒豚のしゃぶしゃぶにしても、どちらかと言えば「男」のイメージ。
はんなり京都の器は似合わない。
焼き物の器でも、ごつごつと男っぽいものが似合う。
店に合うものを探すのに苦労したと、言っていた。
でも、日本の料理はやっぱり器が大切。
器からは、職人の技と真心。
料理からは、板前の技と真心。
その両方がうまく溶け合って食する人を幸せにしてくれるのだなぁ、と実感。

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人気のメニュー、
揚げた牛蒡、
茹でたじゃが芋、
赤や白の大根や蓮
などが千切りされた
サラダ。
手前はしゃもじに付けて
焼かれた焼き味噌。
柚子風味がおいしい。

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暖かい蕎麦に九条ネギの
千切りだけを載せたもの。
ネギがシャキシャキと
美味しい。

110128_205547[1]
この日のきものは、
「伊兵衛織」と言いたい所だが、
じつはこれウールです。
数年前にawaiで購入したもの。
あまりの寒さに、つい着てしまった。
足さばきは良くないが、やっぱり
暖かい。

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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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