逃去

日本蜜蜂の巣箱に異変がおきた。
旅行から戻ってみると、古い巣箱がカラになっていたのだ。
今年の春に分蜂した巣箱は元気(分蜂しててくれて良かった)
さっそく、渡辺先生に見て頂く。

巣箱の場合は3,4年が限界らしい。
だいたい3,4年たつと、その巣箱をすてるのだそうだ。
蜂の数が減るとか、スムシ(蛾の幼虫)の侵害が生ずるとか、
原因はいろいろ考えられる。
でも救いだったのは、全滅したのではなかった事。
なぜそれが分かるかと言うと、蓄えた蜜を持って出ているから。
そう、蜂さん達は、あの小さな体で一匹にどれだけの蜜が持てるか
分からないが、せっせと巣を崩して運んでいったのだ。
さすがです。

こんな事なら、やはり春に蜜を採取すれば良かった。と、思う反面
いやいや、この暑さの中、蜂さん達はきっと、より快適な住みかを
見つけて無事に移住した筈、これで良かったのだと、と思ったり・・
来年の分蜂時期に、またこの巣箱に戻ってくる可能性が高いと、
渡辺先生がおっしゃってくださったので、それに期待しよう。

100729_095107[1]

日本蜜蜂は、スムシの
被害を受ければ、
抵抗せずに逃去する。
これは、無事だった方の
巣箱。
暑いので巣箱の上に
簾(スダレ)を
日除けにかけている。
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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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