日々の「抜き活」は相変わらず 続けているのですが、
その中でどうしても「抜けないモノ」あるいは抜くのに
もの凄くエネルギーを必要とするもの、と言うのが
出てきます。
私の場合は「写真」と「きもの」です。
先日、たまたま見たテレビに五木寛之さんが出てらして
「無理に捨てなくてもいいんじゃないか」と言うお話を
されてました。
歳をとると、思い出がとても大切なものになってくる。
でも、思い出も何かキッカケがないと思い出せない。
自分が大切にしていたものは 何かしら、そういう大切な
思い出と繋がりがあり、それを見た瞬間に蘇ることがある。
と言うようなことを仰っていたのを聞いて、ハッと
思い当たることがありました。
だから私は、写真ときもの(帯を含む)は、無理に抜き活を
するのはやめようと思いました。
もちろん、明らかに不要と思うものは、抜く対象になりますし
これから増やそうとは さらさら思いませんが。
きものは本当に好きなものを、帯とセットにして残そうと
思っています。
それを選び出すのは、大変な作業ではありますが(好きなだけに)
それもまた楽し。
こればかりは時間をかけて、ゆっくりやってゆこうと思います。
こちらは久米島のゆうな染と、タペストリー作家・冨田潤氏の帯の
組み合わせ。大好きな組み合わせで、多分一番多く着たのでは
ないかしら、と思います。