寒いハワイ

次女家族のところへ行ってまいりました。
寒い日本を後に南の島へ・・・というと「あら、いいわねぇ」と言われそうですが
ハワイも異常気象で良いお天気に恵まれたのは数日でした。
朝夕はストーブが欲しかったくらい(もちろん、ストーブなんてありません)
ほとんど強風が吹いて、庭でのんびり過ごすこともままならず、夜は猛烈な
雨が降ったり、こんなの初めての経験でした。

Sちゃんはだいぶお姉ちゃんになりましたが、弟のE君はイタズラ盛り。
引き出しは開けてモノを出しちゃうは(おまけに隠す)、落ちているモノを拾って食べるは
一番大変な時です。目が離せません。

普段、娘は一人で頑張っているので、ばあばは掃除、洗濯と後方支援に徹してまいり
ました。大変、大変と言いながらも、今が一番可愛い時です。

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幼稚園のママ友がプロのフォトグラファーで、家族写真を撮ってくれました。
家族写真のはずが・・・メンズはダウン。(婿は風邪を引き、ジジは前日のマッサージが
効いて朝起きられず)
撮影は光の加減で朝早く。
この日は朝から晴れてラッキーでした。

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近くのビーチでの撮影風景

ハワイの良いところはちょっと車を走らせれば、こういう素晴らしい撮影場所が
あること。と言うか、どこでも絵になりますね。

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とにかく、今回のハワイは寒かったのですが、娘が逞しく育児をしている様子、
孫たちが元気に育っている様子が見られて安心しました。


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 こちらは帰る日の前日に行ったカハラのビーチ。
涼しいので二人とも長袖です。






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京都の個展、番外編

以前に木地師、仁城義勝氏のお椀に惹かれ、早速ネットで購入して
毎日使っていることを書きましたが、その購入先のギャラリーが
なんと今回、私の個展会場のそばにある事を知り、どうしても
行ってみたくて会期中にこっそり抜け出して行ってまいりました。

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思ったとうり、なんとも風情のある「ギャラリー日日」の門構え。
看板らしきものも小さくて、知らなかったら通り過ぎてしまいそう。

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いかにも京都らしい、苔むした坪庭の見えるお座敷に通され、その静けさに
言葉を失いました。
その日は籠の作家さんの展示会でしたが、私が伺った時はどなたも
いらっしゃらなくて、この贅沢な空間を独り占め。

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床の間に飾られたレンギョウの乱れ刺しが、なんともダイナミックでお軸の
代わりに掛けられた蔓を編んだオブジェ(?)が、斬新だけど不思議と調和
していました。

ああ、なんという非日常。なんという静けさ。
ずーっとここにいたい、という誘惑に必死に打ち勝って、一服のお茶を
頂いて後ろ髪を引かれながらギャラリーを後にしました。
んー、京都は奥が深い。
こんな隠れ家的なギャラリーがあるとは・・・

次回、京都に来る時は絶対にまた訪れよう。
仁城さんのお椀や赤木明登さんのお椀をじっくり見せて頂いて至福の時間を
味わおう・・・と、固く心に誓ったのでありました。

小さな旅

お墓参りの朝は、まだ雨の残る肌寒い日で、用事のある夫を残して、
1人で小田原に向いました。
ところが駅に着くと何とも気持ちの良い秋晴れに!
あら〜こんな日にお墓参りだけして真っすぐ帰るのはもったいない、
と思ってしまった私は不謹慎でしょうか?
ご先祖様、ごめんなさい。

で、前から行きたいと思っていた箱根の岡田美術館へ足を伸ばしたのです。
思ったよりも大きな美術館で何と5階建て。見応えありました。
入館料はちょっと、お高めですが1度チケットを買ってしまえば、外の
足湯カフェにも入れるし、庭園散策も出来るし、開化亭でランチを食べてから
また戻ってゆっくり展示を見ることも出来るので、一日居られる。そう考えると
そんなに高くもないのかも。

岡田美術館入口

今回は138年ぶりの夢の再開ということで、喜多川歌麿の「雪月花」大作の三部作が
一同に会しての展示となります。
「深川の雪」は日本にありますが、「品川の月」はフーリア美術館(ワシントンD.C)
「吉原の花」はワズワース・アセーニアム美術館(コネチカット州)の所蔵なのです。
3枚の大作を並べると圧巻。大きい画面に細部まで細かく描かれており、この3枚の前を
何回往復したことでしょう。堪能いたしました。

この岡田美術館、常設展も素晴らしく、特に陶磁器は中国の清朝、韓国の高麗、李朝、
日本は古九谷、鍋島、野々村仁清や尾形乾山など素晴らしい展示と数で一生懸命
見るとどっと疲れてしまいます。

という訳で敷地内にある開化亭で腹ごしらえ。

開化亭

肉牛蒡うどん
頂いたのは、肉牛蒡うどん。

店内
窓の外のこんな景色を見ながら、お出汁の効いたうどん、おいしゅうございました。
写真には写ってませんが、すぐ横に自然の滝があって清涼感たっぷり。

湯雨竹
これ、何だと思います?

「湯雨竹」と書いてありました。
90度の温泉を数秒で冷却させる竹製の装置だそうで、加水をせずに温度を下げるので
泉質や鮮度を損なわないで源泉そのままを楽しめるのだそうです。
昔からの方法なのでしょうか? さすが温泉地ですね。

もちろん足湯カフェにも入り秋の一日をまったり過ごせて幸せな小さな旅でした。
突然の思いつきで夕飯の仕度もなにもしてこなかったので、帰途は急いで。
「あいつ、出てったきりちっとも帰ってこない・・・」という夫のつぶやきが
聞こえてきそうな帰り道でした。(笑)




とりとめもなく・・・

次女家族の所へ行ってきました。
2週間、活字が読めない、TVから日本語が流れてこない
のは思ったよりも辛いことです。
もちろん、日本から本も持ってゆきましたし、娘のパソコンで友達の
ブログも読んでましたが、それが1日のうちでとっても楽しみな時間でした。

2月のハワイの空
常夏と行っても2月は気温も低く、曇りや雨も多く、朝晩は肌寒く羽織るものが
必要です。

ハワイ、じじ、アレックス、ソフィー
お散歩(ジジとSちゃんと婿の図)



年々感じるのですが(これは別にハワイに限ったことではないのかも
しれませんが・・・)世の中、カジュアルになってきて、ちょっとしたパーティー
でもいつもの普段着と変わらないのはつまらないなぁ、と。

私は娘達が子供の頃から外出の時は「お出掛け服」を着せていたので、その
習慣が引き継がれて、娘達も子供達に「お出掛け服」を着せて出掛けるのは
好ましいと思っています。
ところが、滞在中に娘家族があるパーティーにお呼ばれして、それなりに
お洒落をして(娘は白のワンピース、婿はジャケット、Sちゃんは黄色の
ワンピース)行ったのですが、何と主役の2人がGパン姿でどこにいるのか
分からなかった、とガッカリして帰ってきました。
「華美に」とは言いませんが、何かがあってのパーティーなのですから
やっぱり主役に相応しい服装というものがあるのではないかしら?と
思うのは古いのでしょうか?

日本に帰ってくると日本人は小綺麗にしているなぁ、といつも思います。
四季があって着るものに変化があるせいかもしれませんが。
春には春の、秋には秋の色を着分ける色彩感覚はさすが繊細な日本人ですね。
季節を肌で感じるというのも素敵なことだな〜とつくずく思います。

味もそうです。
ハワイに着いて1週間もすると日本の和食が恋しくなります。
「日本の和食」とわざわざ書くのは、こちらにも和食のお店はあるのですが
何か違う。
出汁? 水のせいか? 素材でしょうか? ともかく違う。
ハワイに行く時の私の荷物の半分は、出汁、味噌、醤油、海苔、胡麻、
梅干し。もちろん、こちらでも売っているのですが、やっぱり何か違う。
出汁と言えば先日、日系のスーパーマーケットに行って驚きました。
茅乃舎の出汁を売っていたのです。それも日本よりも高いお値段で!
コーナーが出来てました。恐るべし茅乃舎ですねぇ。

ちらし寿司
こちらに来ると必ず作るちらし寿司。
Sちゃんはパクパクとよく食べてくれます。


という訳で日本に帰ってくると、やっぱり日本人で良かった・・・と
と思うのであります。日本は美味しいですよ、何でも。
お水でさえも。


出掛ける前には三部咲きだった梅も九部咲きになり、甘い香りで
出迎えてくれました。おまけにうっすら雪化粧。
そうだ、まだ2月だったんですね(笑)

梅に雪


春の安曇野へ

姉達と安曇野へ温泉一泊旅行に行ってまいりました。
場所は安曇野市穂高の「にし屋別荘」という所です。
今回の旅は一番上の姉に全部お任せで私はただ新宿から「あずさ」に
乗っただけなので、どんな所なのか全く知らずでしたが、

宿の庭の深山ツツジ

新潟の山里から古民家を移築したそうで、客室5部屋、貸し切り温泉3つの
静かなお宿でした。

吹き抜け
 
         
宿の炉端


温泉は弱アルカリのやわらかい肌ざわりの良いお湯で、神経痛・胃腸病などに
効果があるそうです。

宿のベッド

           廊下の椅子

夕食は豪華で食べきれないほど品数が多かったです。

お料理の数々岩魚の塩焼き

ちらし寿司蛤真丈

これはほんの一部。この他に炉端で牛ヒレ肉を焼いてくれたり、蕗のかき揚げや
稲庭うどん、筍ご飯に赤出し・・・ともうお腹がはち切れそう。

その夜は女3人、話が尽きる事無く深夜まで・・・
大人になってから、こんな風に3人で旅行したことがなかったので、良い思い出が
たくさんできました。 姉妹っていいもんですねぇ。


翌日はピーカンの晴天で

北アルプス

北アルプスの山々の美しいこと。

あちこち回りながら、桜も堪能し(こちらは八部咲きだったり満開だったり)

石仏ワサビ畑

右の写真はわさび畑です。そう、こちらは有名なわさびの産地で
もちろん、お土産はわさび漬け。

北アルプスの山麓、安曇野の里はまだ早春といった感じで鳥のさえずりに
癒されながらほっこりした旅でありました。





プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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